競馬場って見渡す限りグリーンターフが広がっていてきれいで、そこに艶やかな毛の色をしたサラブレットたちが颯爽と走っていて素敵、という幻想(?)をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
また逆に競馬場って道端に煙草の吸殻や食べ物のゴミ、新聞紙や外れた馬券なんかが打ち捨てられていてさらに小汚いおっさんたちがたむろしている煤けた鉄火場という絵を頭に描いている方もいらっしゃるかと思います。
でも実はどちらも確かに完全な的外れではないけど、正しいとも言い難いところがあるんですよね。
というわけで今回はまったくの競馬初心者に送る競馬場訪問ガイドをひとつ。
競馬場は怖くない!
まずもって始めに言っておきたいのが、「競馬場って決して怖いところではないですよ」ということ。
自分も競馬場に行き始めてはや20年近くになるのですが、怖い目や恐ろしい目にあったことはありません。
ただし馬券以外での話ですが。
なんといってもそれを如実に表すのが自分の友人のエピソード。
それは競馬でも一番大きいレース、ダービー当日の東京競馬場での出来事。
自分と友人は早めに競馬場についてレースを観たりすこし賭けたりしながら、その日のダービーの予想をあーでもないこーでもないとやっていたのですが、ダービーの発走時間が近づくにつれて辺りが段々と込み合ってきました。
さながら最初は中央線の中野より向こうぐらいの込み具合だったのが、次第に朝の山手線の通勤ラッシュ状態に近づいてきた!ということで、友人と一緒に検討の為に広げていた競馬新聞を畳んで比較的いつも空いている4コーナーを見下ろす芝生の丘付近に移動。
人の間をすり抜けやっと辿りついて、やれやれと腰をおろしたところで友人の一言。
「さっきのところに財布置き忘れてきたみたい」
ええっ!?ということで慌ててまた元来た道を掻き分けながら戻って行きましたよ。
でも正直ダービー当日って13万人ぐらい来場者がいるわけですよ。
そんな人の中に財布を無防備にポンと置いていて無事なわけがないっ、って思いながら戻っていったんですが、なんと!ありました!!
普通にその場に置かれたまんまで残っていました。
この一件があって以来、ほんと自分の中でも競馬場感が変わりました。
いや、意外と安全というかきちんとしているというかそんなに怖くないところだったんですね。
全国10か所、競馬場はここにある!
では実際に行ってみようと思った人に競馬場の場所と説明を。
それぞれの競馬場については以前書いた記事があるのでそれを参照してみて下さい。
- 札幌競馬場
- 改装が終わった札幌競馬場でつぶ串焼きを食べたい!(真夏だけどね)
- 函館競馬場
- 引退した名馬に会える! 函館競馬場
- 福島競馬場
- 福島競馬場でのんびり旅打ち
- 新潟競馬場
- 新潟競馬場で直線競馬を楽しむ
- 中山競馬場
- 中山競馬場で年末年始を過ごす?
- 東京競馬場
- 東京競馬場へトキノミノルに会いに行く
- 中京競馬場
- 中京競馬場は桶狭間のすぐ横にあります(豆知識)
- 京都競馬場
- 京都競馬場といえばやっぱり名物ビッグスワン!?
- 阪神競馬場
- 阪神競馬場はサクラの季節がよく似合います
- 小倉競馬場
- 小倉競馬場に春秋開催を望む(無謀)
とりあえず競馬場に行ってみよう!
初心者だとひとりで行くのはなかなか難しいと思うので、友達を誘って行ってみましょう。
競馬場って馬券を買うだけのところではないんですよ。
モスバーガーやケンタッキーフライドチキンはたまた吉野家まで入っていたりしますし、広いフィールドにいろんなアメニティもあるのでちょっと都市部の緑を楽しむ的な感覚で行ってもいいですしね。
なにより生で見る競走馬の迫力は一見の価値ありです。
というわけでたまには週末に競馬場に出かけてみませんか?