個人的に一番説明がややこしいと感じている馬券の買い方がこのマルチ馬券です。
そもそもマルチ馬券といわれて、「そんな馬券の種類あったっけ?」とか「ああ、ボックス馬券の事でしょう」とか言われることも多い馬券。
できるだけ簡単に説明しようとすると、『馬単と3連単を流しで買う場合に着順が逆、または入れ替えになる裏目も押さえる買い方』という風になります。
…。
ね、ややこしいでしょう。
馬単の方は要は1着と2着が逆になっても当たりになるよう裏目も押さえるということなんですが、もとから面倒な3連単の流しになるとちょっともうこれは言葉では中々説明しづらい状況になります。
それでもなんとか説明しようとすると、3連単が3連複みたいになる馬券(買い目は最高で3倍になるけどね)、となります。
…これでもわけわからない。
ものすごくぶっちゃけて最終的な方法で説明すると、馬単と3連単の流しをマルチで買うと着順固定で流しているのに着順が関係なくなってとりあえず全部当たりになる、ということです。
たとえば1着2着固定三連単流しで買っていたけど、3着予想の馬がひょんな拍子に頭にやってきて固定馬の2頭は2着3着に敗れてしまった、という場合でもマルチにチェックを入れておけば大丈夫、当たり!ということになります。
どうしてもわからない(この説明で分かるという方が奇跡かもしれませんが)という方はJRAオフィシャルサイトの説明をご覧ください。
というかもうそんなめんどいのは嫌だっという方用に画面キャプチャを持ってきてしまいましょう!
えーちょっとそのままだとぼけぼけなのでクリックして拡大してみてください(汗)。
ちなみにJRAのページには以前マルチについてわざわざ次のような注釈がついていました。
【マルチをマークすると、軸と相手の着順が入れ替わっても的中となります。※組合せ数が増えますので下の表でご確認ください】
注釈にさらに注釈がついているという、まさに外道!な展開ですが仕方がないですよね。
上に画像で上げているのでなんですが一応もう一回3連単マルチの表(早見表)のデータを載せておきますね。
相手マーク数 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 | 6点 | 7点 | 8点 |
3連単軸1頭 | – | 2 | 6 | 12 | 20 | 30 | 42 | 56 |
3連単軸1頭マルチ | – | 6 | 18 | 36 | 60 | 90 | 126 | 168 |
3連単軸2頭マルチ | 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 36 | 42 | 48 |
いやホントややこしい馬券ですけど、このマルチにチェックを入れていなかったので泣きをみることも多いんですよね。
困ったことに。
ただやたらめったに入れられるものじゃない。なにせ入れるだけで買い目が6倍とかになっしまうんで。
というか流しで買うぐらいだったら男だったら(女性でも)潔く一方向流しで勝負するべきではとも思うんです。
マルチ付けるなら結局ボックス買いとそんなに変わらないじゃないか!という意見もありますし。
正確に言うとだいぶ違うんですけどね、心情的にはわかります、はい。
いずれにしても勝てば官軍、当たれば結果オーライ。
当たればいいんですよね。
…当たれば、ね。
…。