七夕賞といえばほとんど7月7日には行われないけどやっぱりとりあえず枠の7-7は押さえておくべきだよな、という大衆心理の見事な発露を毎年見れる貴重なレースとして有名ですが、ではほんとうに7-7で決まったレースはあるのかとちょいと暇な時に調べてみました。
というわけで2012年のレースからずんずん7-7で決まったレースを探して遡って行くのですが、それ以外にも意外や意外、有名馬が多く勝っていることに気づき驚きました。
というか7-7で決着した年を探すそれ以上に面白い発見が多かった。
まずは2008年と2009年に七夕賞連覇したミヤビランベリ。実は連に絡んだ重賞のもう一方の連対馬がなぜかのちのGⅠ馬ばかり。
2着だった2011年のAJCCの勝ち馬はのちの秋の天皇賞馬のトーセンジョーダン。
2009年に勝ったアルゼンチン共和国杯の2着馬はのちの宝塚記念馬のアーネストリー。
その前に勝った目黒記念の2着馬はのちの春の天皇賞馬のジャガーメイル。
さらに2008年に始めて七夕賞を勝った時の3着馬はのちの春の天皇賞馬のマイネルキッツ。
この成績だけ見たらミヤビランべリも宝塚か春天ぐらいは獲れたんじゃないかと思うラインナップ。
いやもうはっきりいってなんだかビックリでしたよ。
その他にもイーグルカフェやオフサイドトラップといった地味なGⅠ馬が勝ってたり、稀代の逃げ馬ツインターボが勝っていたりと早すぎた国際派のフジヤマケンザンも勝ち馬に名を連ねていたりともうほんとバラエティが豊か。
で、肝心の7-7で決まった年はというとツインターボの勝った1994年まで遡ってもない。
ない、ない、ない。
これは本格的になかったかなと思いながらも1986年まで進んでいくと、なんとここでありました。
待望の7-7馬券。サクラトウコウとダイヤモンドラーン、東(シンジマン)信二と安田(全場重賞制覇のトミー)富男で決まっているではありませんか。
とりあえずあってほっとしたというかなんというか。
でも1986年ってまだ馬連もない時代ですよ、ほんと繰り返しになりますがびっくりですね。
というわけで最後の7-7から25年経過ということで、来年あたりそろそろ枠連の7-7が来るかもしれません。
ま、話のタネに100円だけでも賭けてみるのもよいのではないでしょうか。