- Q:競馬における最強世代ってどの世代ですか?
- A:いくつかあると思うのでハッキリと断定はできませんが、個人的には1995年生まれの世代(スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーの3強を筆頭にセイウンスカイ・キングヘイロー・アグネスワールド・ウイングアロー・マイネルラヴと綺羅星のごとく才能が並んでいる!)が最強かと思っています。
というわけで今回は「(競馬における)最強世代」について。
いやもうこれははっきりいって人によってばらばらだと思うんですよね。
なにしろ”最強”っていっても走っている年も相手もまったく違うので、同じ物差しで測れないですから。
そうなると後は思い出とか、いかに凄かった自慢の話になって客観的な論拠の無いまま平行線をたどって決着がつかないとなってしまうんですよね。
ま、ただそうはいってもGⅠを取った数とかレコードタイムとかロンジンワールドベストレースホースランキング(海外の有名な競走馬ランキング)の数値だったりとか、なんとか比較の手がかりになるものはあるので、そこらへんを手掛かりになんとかしてみようかと。
最強世代を名乗ってもいい世代っていくつぐらいあるの?
最強世代のひとつの目安として「同世代で3強がいる!」というのが上げられると思います。
わかりやすくいうと先程あげた1995年生まれの3強、スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーみたいな感じですね。
じゃ3強がいればいいのかというと、ここにちょっとした罠があって3強が”同世代”じゃないと最強”世代”とはいえないんですよね。
たとえば有名な平成の3強、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンなんかはまあ最強世代って言ってもいいかなぁ(ほぼ1.5強だけどね)という感じなんですけど、実はイナリワンはオグリ、クリークの一つ上の世代なんですよね。
とういわけでここは最強世代とは言えないわけです。
そういう観点で行くと戦後の最強世代ってこのぐらいに絞られるんじゃないかなぁと。
- 1973年生まれ世代
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トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスなど。
俗に言うTTG世代。 - 1995年生まれ世代
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スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイ・キングヘイロー・アグネスワールド・ウイングアロー・マイネルラヴなど。
世界も揺るがした最強世代(個人の感想です)。 - 1998年生まれ世代
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アグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、クロフネなど。
幻の三冠馬、サンデーサイレンスの準最高傑作が率いる世代。 - 2004年生まれ世代
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ウォッカ、ダイワスカーレット、ドリームジャーニーなど。
牝馬2強(牝馬ダービー、パーフェクト連体)が象徴的な世代。 - 2009年生まれ世代
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ジェンティルドンナ、ジャスタウェイ、ゴールドシップなど。
むらっけたっぷりだけど底知れなく強い!世代。
戦後と言いながら90年代以前はTTGのいた1973年しかあげていません。
すみません、ここら辺は勉強不足なもので。
ただ90年代以降についてはだいたいこんな感じでいいのではないかと。
以外なことに最強世代という世代括りを入れるとオルフェーヴルもディープインパクトの世代も入ってこないんですよね。
やっぱり飛び抜けた1強がいると他の馬が相対的に弱くなるのかもしれません。
1995年世代が最強世代な理由
これはもう強い馬の数がいること、これにつきます。
なんといってもマイルからクラシックディスタンスまで幅広く勝っていて、その上海外GⅠでも勝っている馬が複数いますから。
特に中心馬のスペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーの3頭はいま思ってもどれだけ強かったんだろうというほどの強さを当時見せていました。
史上最強の呼び声高いディープインパクトとでも対等に戦えたんじゃないかな?と思わせるぐらいのポテンシャルはありました。
というわけで競馬における最強世代は1995年生まれの世代!ということで。