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競馬のラップタイム理論をわかりやすく紐解いてみる

ラップタイム理論とは

ラップタイム理論とは競馬のレース結果、予想を左右する大きな要素としてレースのペース、つまり100m(または200m)毎の走破タイムを検証して予想に生かす理論です。
よくレース実況などで「1000m通過タイムが57秒、これは速すぎます! こんなペースで大丈夫なのかサイレンススズカ!!」といった感じで叫ばれることがあります。
これはラップタイムが極端すぎることから後半脚が止まる危惧しての発言ですが、逆にこういうペースのレース展開に強い馬もいます。
追い込み一辺倒の競走馬なんかがそうで、前半のハイペースを無理して付いて行った他馬が最後の直線でばてばてになっているところ、マイペースで走っていた追い込み馬が悠々抜き去っていくような場面もよくあります。
これは極端なパターンとしてもこのように対象レースのラップタイムがどうなるか、そしてそのペースになったときに強い馬がどの馬かを考えることで予想を当てに行くことが出来るのがラップタイム理論の強みです。

ラップタイム(ペース)を予想する

ラップタイム理論で重要なのはそのレースのペースを予想することです。
いくら出走馬の得意なラップタイム型が全馬分かっていたとしても、実際にどのラップタイム型(大きく分けると3タイプ。前半ハイペース・上がりだけの競馬・一定ペース)のレースになるかが分らないとどの馬も買うことが出来ないからです。
そしてレースのペースを握るのはやはりゲートオープン直後に飛び出して先頭を引っ張っていく、いわゆる“逃げ馬”です。

一般的に逃げ馬というのはさっきも書いたようにゲートが開いたと同時、最初の一完歩、二完歩で他馬に先んじて集団の先頭に取り付きそのままペースを握ります。
逃げ馬が速いペースで走っていれば自然とそれを追う集団のペースも速くなりますし、ペースが平均よりも遅いペースであれば集団もそのペースに従う形で足並みをそろえます。
結局のところラップタイムがどうなるかは最初の100mで集団の先頭に立つ、逃げ馬次第といったところなのです。
ペースを予想するとは逃げ馬がどんな走りをするのかを予想することでもあります。

ラップタイム理論イメージ1

ラップの重要な鍵を握るのが逃げ馬

さてラップタイム理論における逃げ馬の重要性はわかったかと思いますが、それではその逃げ馬をどう分類するのか。
ここでは大まかに4種類のタイプに分けてみました。

大逃げ型
とにかくめちゃくちゃなペースで最初の500mぐらいで後続と圧倒的な差をつけて逃げる。
だいたいレース半ばまでで10~20馬身の差をつけて直線を向いたら、後ろ向きに走っているかのごとく見える馬。
その昔はTV馬とかいう言われ方もしていました。
高速突き放し型
強ければ圧倒的だけど、そうでなければテンよし、ナカよし、終いぐだぐだとも言われるタイプ。
常に他馬が付いて行くのがやっとのペースで走りたおして、直線向いたらぱったりと止まる、ということも多いです。
平均ペース粘り込み型
追い込む脚も差しこめる脚もないのでとりあえず先手をとってなんとか最後まで粘り込もうというタイプ。
意外と直線向いても走れたり、粘り込めたりするので逃げ馬の中でも勝率はいいです。
逃げている振りだけで逃げたくないよ型
正確に言えば逃げ馬ではない、いわゆる押し出されてしまった先行馬が仕方なく逃げ馬のポジションにいるタイプ。
逃げ馬じゃないのでペースも上がらず、なおかつ押し出されてしまった感から踏ん切りのつかない走りで直線前から訳も分からず馬群に沈んでいくパターン。

問題は実際に該当レースでどのタイプの逃げ馬が出るかの判別です。
これが分かればペースの把握や展開予想も楽なのですが、実際にはそう思った通りにはいかないこともしばしばです。

ラップタイム理論イメージ2

ラップタイム理論で競馬予想をもっと楽しむ

ラップタイム理論はきちんと実際のレースに適応できればこれほど頼もしい理論はありません。
なにしろ各馬の走り方のシミュレーションが事前にできるので、極めて高い精度でレースの展開・結果を予測できるからです。
ただしやはりそれだけに使いこなすのが極めて難しい理論ともいえます。
競走馬は機械ではなく、その能力もちょっとしたことで出たり出なかったりします。
そしてその気まぐれな競争馬の上にコントロール役として乗っている騎手もまた同じで、時には判断を誤ったり考えていたことが思い通りに運ばないこともあります。

でもそんなことも含めて考えて楽しめるのもラップタイム理論のいいところです。
なにしろペースを予想したり展開を考えてみたりそれだけで自分の競馬を楽しめるのですから。
当たる、当たらないというのも確かに重要ですが競馬をもっと深く楽しむという観点からもラップタイム理論に触れてみるのもいいですね。