競馬の枠についてる色についての素朴な疑問

競馬を観ていていつも思う事。
「ゴール前の映像を観ていても、どの馬が突っ込んできたかまったくわからない!」
それはそうですよね。基本馬の毛の色って同じような色だし(葦毛・栗毛は別にしても、鹿毛の微妙な違いなんか分からない!)騎手の恰好もみな同じだし(当たり前)、勝負服の柄で見分けろっていっても正直そんなのあの一瞬では無理!
とお悩みの諸兄、あなたまだ“色”を使っていませんね?

競馬の枠色は8色

ということで今回語るのは色=枠の色について。
この枠色に注目することでゴール前とか道中とか、気になるあの馬この馬がどこにいるのか、わりと簡単に分かっちゃうというお話で。
その前にまず基本。

Q:枠の色は何色あるのか??
A:8色です!!

内側から1枠=白、2枠=黒、3枠=赤、4枠=青、5枠=黄、6枠=緑、7枠=橙、8枠=桃の8種類。
16頭立てだったりすると仲良くそれぞれの色の枠に2頭ずつ、フルゲートの18頭だとさらに外枠の7・8枠に1頭増えて3頭ずつ入ることになります。
ちなみに史上初のドラフト制で枠を決めた2014年の有馬記念なんかは16頭立てなので、各枠に仲良く(?)2頭ずつ競走馬が入っています。

https://www.youtube.com/watch?v=z1X_cuCSayo

つまり一つのレースで一つの枠の色に染まった馬が2頭いるわけで。
といっても馬自体を本当に染めているのではなく、乗っている騎手=ジョッキーの被っている帽子の色がその色になっているだけなんですけどね。

なぜ競馬の枠毎に色を分けるのか

これはもうはっきりしていて、見分けるためです。
というかビデオ判定どころか写真判定もなかった時代は肉眼で(いやまあ望遠鏡ぐらいはあったとは思いますが)勝ち馬やそれぞれの馬の着順を判断しないといけなかったんですよね。
そんな時、正直ジョッキーが適当な帽子=ヘルメットを被っていたらシャレにならない。
「あの虹色のヘルメットを被っているのは確か目立ちたがりの○○ジョッキーだから、勝ったのはニジノムコウニか!」
とかいちいちやってられないわけで。
それが枠ごとに色を分けていると「1着赤、2着白」といった時点で、ああ枠連の3-1で決まったのかとすぐ分かるという塩梅。
いやもちろん同じ色の帽子が2頭いるわけなんでそのどちらかは最低限判断しないといけないんですけど、十何頭もいるうちから判定するのとはわけが違います。

枠の色を現在の形に決めたのは誰?

ではその枠の色、いったいつ誰がどこで決めたんでしょう?
その答えはズバリ!
といいつつ私も知らなかったので調べましたよ。
で、どうやらこういうことらしいです(以下引用)。

枠別に色を分ける方式を最初に採用したのは1931年から1932年に札幌競馬倶楽部の決勝審判員を務めていた人。着順判定の明瞭化を図るために採用したものが初です。しかし、他の競馬倶楽部は従来通り馬主が定めた帽色を使用し続け、1937年の日本競馬会発足の際に、札幌競馬場でも枠別の色分けは廃止されてしまいました。その後、競輪が枠ごとに帽子の色を分ける方式を採用し、競馬・ボートでも採用されるようになった。 中央競馬においては1957年より採用され、当初は6枠の6色であったが、1963年には8枠連勝式導入に伴い外枠分が追加され8色になり以下の通りとなった。

なんと札幌発祥、しかも戦前ですと!
ちなみに各枠の色が現在の形に決まった経緯については以下に(これまた引用)。

なお枠ごとの帽子の色については、大井競馬場が中央競馬と同時に8枠連勝式を取り入れた際に、現在の色を採用して以後、各地の地方競馬場に広がって行った。中央競馬もそれに合わせて1966年に現在の色に変更されました

うむむ、そんな歴史があったんですね。
ちなみに引用もとはヤフー知恵袋のこの回答。

ギャンブルの枠番の色は、1枠から白2枠黒・・・・。8枠桃ときまっていますが、何時、誰が決めたのですか

知っている人は知っているものなんですね。

というわけで競馬の枠ごとの謎も無事解けたところで、今回はこれまで!